熊本・大分「阿蘇・湯布院」

「阿蘇・湯布院」を巡る

この記事は、2012年11月以前のY'S GEAR CLUBの記事です。

TOURING SEROW

女一人旅・「阿蘇・湯布院」を巡る

今回の旅は「ツーリングセロー」で阿蘇・湯布院へ。
大自然の中を走る九州随一のワインディングロード「やまなみハイウェイ」も
体験しながら自然、温泉、観光スポットと大充実の2泊3日の旅に!

日本有数のワインディングロードが続く阿蘇山を走り尽くす

秋が深まってきました。心地よい風に誘われてどんどんツーリングへ行きたくなる季節ですね。そこで今回は「セロー」をツーリング仕様にドレスアップしたアクセサリーパッケージ車「ツーリングセロー」で、九州へ。阿蘇(熊本)と湯布院(大分)へ遊びに行ってきました。2泊3日のため、バイクには前後にバッグを装着して収納力をアップ。オフロードタンクバッグにはレイングッズやマップを。2泊分の荷物は、フィールドシートバッグへ収納。ロングツーリングの必需品です。 初日は熊本空港を起点に、日本有数のワインディングロードが続く阿蘇山を走り尽くすプランです。出発しようと思ったら、うわ~大雨…。レイングッズ、早速活躍です。こんなことがあるから準備が大切ですね。雨対策をして、まず向かったのは阿蘇山。大きなカルデラが有名ですね。ちなみに阿蘇山は、連なる山の総称でひとつの山ではないんですね。いや~、勉強になります(笑)。そして雄大な風景はまさに絶景。爽快な気分になれて、ここがライダーに人気というのもわかります。草原の広がる草千里、火山灰に覆われた砂千里も通り抜け、火口西展望所へ到着~。ここは噴火口を間近に見られますが、これが大迫力。活火山の迫力に興奮しつつ阿蘇パノラマラインを満喫し、さらに阿蘇市内へ。今晩の宿は阿蘇の中心部・内牧温泉にある「旅館金時」。旅館の雰囲気って情緒があって素敵ですね。すっかり気に入っちゃいました。

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(上)熊本空港が出発点。あいにくの大雨で…バッグをレインカバーで保護して、自分もレインスーツを装着して雨対策。(下)阿蘇山へ向かう途中、景色の良いポイントを発見して小休憩。

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草千里へ向かう途中の県道111号線。眼下には広がるのは阿蘇の外輪山とのどかな田園風景。

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約1kmの円形の草原が広がる草千里で、休憩タイム。牛や馬が放牧されていてのどかな気分に。後ろ側には中岳からのぼる噴煙も! さすが活火山です。

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(左上)一面火山灰に覆われた砂千里。無機質な感じです。(右上)火口西展望所。すぐ近くに噴煙があがっていて迫力たっぷり。(下)砂千里を駆ける。黒い砂浜が続いていることからこの名前がついたといわれています。

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(左)大型カルデラが並ぶ阿蘇パノラマラインは雄大な景色が楽しめます。途中立ち止まりたくなる場所もいっぱい。(右)頂上部に火口跡が残る阿蘇のマスコット的存在の「米塚」。

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1日目は老舗旅館「金時」でお世話に。夕食では辛子蓮根や馬刺しなど、熊本の郷土料理をいただきました。パクリと完食。とってもおいしかったです~。

阿蘇の壮大な自然をバックに大分・湯布院へ
途中で出会う絶景スポットにも注目!

2日目は、まず阿蘇外輪山の最高峰「大観峰」へ。ここではカルデラ盆地の阿蘇谷や阿蘇五岳をはじめ、くじゅう連山を一望できるはずが…あいにく今日はもやがかかっていて、絶景といわれる景色を見られませんでした。う~ん、残念。でも、スケールの大きさはばっちり感じましたよ。 その後R212、R387と山間を走っていったん九重町へ抜け、県道40号で九酔峡からやまなみハイウエイに向かいます。県道40号を走っている途中、九重町にあるお土産・食事処の「桂茶屋」で待ってましたのランチタイム。こちらは、名物の山女の塩焼き、自家製豆腐などお料理はもちろんおいしかったですが、なんといっても店員さんのオフクメイクが最高(笑)。ぜひ、実際に見てもらいたいです。また、近くには見どころがいっぱいあって、お店の両岸は2キロに渡って続く断崖絶壁の「九酔渓」(きゅうすいけい)があり、紅葉シーズンには素晴らしい景色が見られるそう。またお店のすぐ隣には、願いが叶うといわれる「天狗の滝」、そしてさらに5分ほど走ると、鳴子川渓谷にかかる日本一の人道(歩行者用)吊り橋「九重夢大吊橋」があります。もちろん渡ってきましたよ。橋の上からは「日本の滝百選」に選ばれた「震動の滝」や鳴子川渓谷のキレイな景色が見られて大満足。ここもおすすめスポットですよ。

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標高935.9mの「大観峰」に到着。この山は阿蘇北外輪山の最高峰。もやっちゃっていて景色よく見えませんが、晴れていれば絶景が見える場所なんです。残念だけど、仕方がない! また晴れの日にぜひ来たいですね。

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(上)九重町にある「桂茶屋」。 (下)落差10mの「天狗の滝」。天狗の小さな顔がついた絵馬に願い事を書くとかなうんだって。

天狗の滝に閉じ込められた天狗が人々の喜ぶことをしたら滝から出してあげようといわれ、願い水を作ったそう。

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(左)こちらが話題のオフクメイク。記念撮影にも応じてくれました。ありがとうポン。 (右)桂茶屋のランチのおすすめは山女御前、豆腐定食、とり天定食、ざるそば、地鶏そば。※残りはスタッフがおいしくいただきました。

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「九重夢大吊橋」は歩行者用の吊橋ナンバーワン。長さ390m、高さ173m、幅1.5m。橋の上から見る美しい景色にうっとりしてしまいました。

レトロな街並と温泉がお出迎え
情緒たっぷりの湯布院を遊ぶ

いよいよこの旅で最も楽しみにしていた「やまなみハイウェイ」に。この道は、阿蘇の一の宮と水分峠を結ぶ県道11号。九州随一といわれるワインディングロードにワクワクです。…景色が素晴らしい!くじゅう連山の山々が間近に迫ってくるようで圧倒されます。ライダーの心をくすぐる走りがいのある道です。その後、やまなみハイウェイを抜け、目的の湯布院に到着。ご存知の通り人気の温泉スポットです。バイクを停めてまずは街を散策。純和風の旅館や、おしゃれなお店がいっぱい。レトロな街並がいいですね。2日目の宿は「由布院 いよとみ」。和モダンの素敵な旅館で天然温泉にゆっくり入ってお肌もスベスベ。旅に温泉はやっぱり欠かせません! 最終日は人気スポット「岩下コレクション」へ。こちらは昭和のレトロアイテムやアンティーク、映画ポスターなど、様々な大衆文化財が展示されています。そして注目したいのは2階「世界のモーターサイクル歴史館」。オーナー所有の国産バイクをはじめ、世界各国のヴィンデージバイク150台が飾られています。おもちゃ箱みたいで、バイク好きはとくにたまらない場所。ぜひ立ち寄ってほしいですね。今回の旅も大充実。さて、この後は別府にも寄っていこうかな。

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大分・湯布院の水分峠から阿蘇の一の宮を結ぶ県道11号が「やまなみハイウェイ」。総距離は約50キロ。とくに直線がのびる長者原付近は爽快な気分で走れます!

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飯田高原ドライブインで、ソフトクリームを食べながら休憩。澄んだ空気が気持ちい~。

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(左)湖底から温泉が湧き出している金鱗湖。その昔、竜が住んでいたという伝説があるんですって。(右)湯布院の街中で。

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湯布院の街はオシャレなお店がいっぱいあって、散策しがいがあります。女性に人気がある街っていうのもうなずけるな。人力車にも乗ってみました。ラクち~ん、楽しい~!

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(上)宿の「湯布院 いよとみ」へ到着。ツーリングバッグはショルダーや手持ちにもなるからとっても便利。(下)毎日市場に買い付けに行ってからメニューを決めるというこだわりの料理。贅沢な感じですね~。とってもおいしくいただきました。

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さあ、最終日のスタート。行ってきま~す。

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「岩下コレクション」には壮大な数のバイクが並ぶ。国産バイク、世界のヴィンテージバイクがずらり。歴史的資料としての価値は計り知れずとのこと。いやはやスゴイ…。(左下)コレクションの中にはヤマハの第1号モデルYA-1も。バイク以外のコレクションも豊富に展示されており、なんと総量1000トンの大衆文化財や社会遺産が展示されているそう。これが個人博物館だというから、ビックリ。一日中いてもいいくらいすっごく楽しめましたよ~。

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別府へと向かう途中で見つけた絶好のロケーション。

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※今回はロケ中悪天候に見舞われ、予定のコース(やまなみハイウェイ三愛ー阿蘇間)を走行できませんでした。やまなみハイウェイはぜひ全線走破されることをおすすめします。