山梨「本栖湖・甲府」

本栖湖・甲府を満喫する

この記事は、2012年11月以前のY'S GEAR CLUBの記事です。

SR400

歴女ひとり旅「山梨」	本栖湖・甲府を満喫する

爽やかな秋がやってきた。
ツーリングにベストといえるこのシーズン、
気軽に出かけられる日帰り旅を楽しんでみてはいかがだろうか。
そこで今回は、ひとりで気ままに楽しむ
山梨県の本栖湖、甲府の旅模様をお届けしよう。

山間の湖を抜け、甲府の地へと駆け抜ける

彼女と旅をともにするのは、ビッグシングルスポーツとして高い人気を誇る「SR400」。味わい深い鼓動感や印象的なティアドロップ型のタンクをはじめ、レトロな薫り漂うボディで強い個性を放つこのモデルは、女性ライダーによく似合う。
秋のツーリングは、昼間と夜の気温差が大きいという。そこで、機能面にもこだわったブルゾンで愛車とコーディネイト。そして、お洒落に走りたいと思う彼女のもうひとつのこだわりが、カバン職人による手作りのSR専用タンクバッグ。日帰りツーリングにジャストなサイズだ。
快調に走る愛車で静岡県からR300、通称本栖みちへと入る。まわりの景色を楽しみながら、山の中のワインディングロードを走り、富士五湖のひとつ、本栖湖に到着。晴れの日なら富士山を眺めることができるが、残念ながらこの日は曇り空のためはっきり眺めることはできなかった。ただ、目の前に広がる美しい湖と豊かな自然に囲まれ、彼女もリフレッシュできたようだ。

壮大な本栖湖を前にシールドを上げ、笑みがこぼれる。

本栖湖といえば、千円札裏面の富士山。お札をかざして見比べようとしたが、この日はあいにく富士山は雲の中で残念。

138mの水深は全国でも屈指という本栖湖。湖水も美しく、透明度も抜群。富士五湖で中でも豊かな自然が残る場所で、リフレッシュするには最適な場所だ。

バイクを傍らに、湖畔でひと休み。

甲府といえば風林火山、「武田信玄」ゆかりの地

本栖湖で休憩をとった後、次の目的地甲府へ。ここは風林火山で有名な戦国武将・武田信玄ゆかりの地。甲府の駅前で巨大な武田信玄像に出会う。歴女な彼女もテレビで見たことはあるが、本物を見るのは初めてという。睨みつけるような目が印象的な信玄像は、その場にどっしりと座り、甲府の街を見守っていた。銅像を見た後は、信玄ゆかりの「武田神社」へと走る。決して大きな神社ではないが、ここでは信玄ゆかりの遺宝が見られる。戦国時代きっての名将として領民に愛された信玄に敬意を払いながら参拝。さらに甲府ではぶどう狩りや名物「ほうとう」も堪能し、家路へと向かい、バイクを走らせた。

武田信玄を祭神としてまつる武田神社へ。風林火山の旗が風になびく。

(右)手水舎で、参拝の前に手を洗い口をすすぐ。まず柄杓に水を汲んで、左右の手を洗い、次に左の手に水を受けて、口をすすぐ。

拝殿で参拝。拝殿の横には宝物殿があり、信玄ゆかりの遺宝を見学できる。

「勝運」のご利益があるとされる武田神社。流石は甲斐の国の守護神。

(左・中)ぶどう狩りでは、おいしそうなぶどうを前についつい顔がほころぶ。(右)山梨の郷土料理「ほうとう」をいただく。ツーリングで疲れた体を癒してくれるやさしい味。