春のうららに思う素晴らしき自然の魅力とは?

春,温かな風を受け、気持ちの良いツーリングを楽しむ季節となった。

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KAZAMA SHINJI COLUMN 「地球に遊ぶ」

Vol.53

春のうららに思う素晴らしき自然の魅力とは?

CATEGORY:地球に遊ぶ

春,温かな風を受け、気持ちの良いツーリングを楽しむ季節となった。
南北に細長い日本列島。南から徐々に上り来る「桜前線」がどこか待ち遠しい今日この頃であるが、どうやら、今年は僕のいる関東地方にも去年のような「大雪」のハプニング(2月14日)もなく、待望の春本番はやって来そうだ。

「春」の風景と言えば、一に新緑、二に桜。長く待ちわびた春の風を受け、バイクを走らせる気分は、そりゃもう最高の一言。心浮き浮き、何処までもずっとずっと走って行きたくなる気分なのだ。中でも、特段の春との出会いと言えば、それは「雪国」の春。長く重い冬の根雪に閉ざされ、ようやく春を迎える雪国の人々の表情と姿には、道行く人の背中にさえも込み上げる嬉しさと喜びが溢れ出て、見ているこちらまでが嬉しくなってくる。そんな、とっておきの雪国の春…。
 そこでは、久々に太陽の光とエネルギーを取り戻した雪の大地が、日増しに雪を解かし→黒い土を露出させ→一斉に芽吹く!という生命と大地の饗宴(ドラマ)を目の当たりにして、自然界の総てが例外なく実にポジティブに、躍動感に満ち溢れていることをつぶさに確認するのである。キラキラと雪解けの水を輝かせて流れる川、青空に囀る小鳥たち、斜面の残雪が「鳥」や「馬」や「人面」にも似たユニークな斑模様を作って、何とも楽しげな周囲の山々…そんな春一番の気配をのぞく、春の「初走り」が、僕は一年の中でも最も好きなのである。

▲桃園で春を楽しむ人々。
▲僕の大好きな越後の春の風景。遠くに見える山は雪解けの越後駒ヶ岳(標高2002.7m)。
▲春の山菜の一番バッターは、ご存知「フキノトウ」。
▲北海道の主峰、大雪山山系の春。

バイクに乗り自然を守る?

ところで僕は、元来からの“バイク好き”が高じて、いつしか「バイクの魅力=自然の魅力」と信じるに至り、人も自然も永遠に元気でいるための、真の「人と自然の調和社会」(ライフスタイルの定着化)は創れないものか?と、「地球元気村」なるNPO活動を北極の遠征の翌年の1988年からスタートさせ、以来27年間ずっと、その活動に力を注いできた。
具体的には自然の大切さを一人でも多くの人に伝える「体験の学習」と、もう一つは地域の自然を壊すことなく守り育てる「自然ある地域作り」の取り組みである。
バイクに乗りながら自然の事が大好きな僕は、いつもこんな事を考えている=「バイク乗りだから故、より多くの自然に接し、自然を誰よりも知っている僕たちだから、世間の誰よりも率先し、自然に対し最善の眼差しと行動を興して行きたい!」と。
先日、モンゴルの友人から、世界で最も透明度の高い「フブスグル湖」の保全を行うレインジャーに、その足となるバイクを提供して届けたいから、どうか手伝って欲しい!という連絡が舞い込んだ。
僕としては、是非ともその支援を成功させ、貴重な湖の自然を守るお手伝いを、是非とも日本のバイクと日本のライダーの手によって行いたいと思うので、日本の皆さんにも、心温まる支援とご協力をお願いする次第であります。(以下、コラムを参照下さい)

モンゴル・エコロジー・センターが展開している、
世界でも貴重なアジアの湖を守るプロジェクトに参加しよう!

大相撲を中心に日本と親交の深い国、モンゴル。その北西部のロシア国境に近い場所にある「フブスグル湖」は地球上でも数少ない古代湖で、モンゴルの淡水の実に70%をたたえ世界2位の透明度を誇る、そのまま飲めるモンゴルの貴重な水源です。東京都よりも大きいこの湖を保護・管理するレンジャー達の移動手段は、何と馬!実にモンゴルらしいことよ!と心が和みますが、やはり機動力面での弱さは否めません。
 そこで、パトロール力アップのためにバイクを導入する、具体的にはYAMAHAの「AG200」を100名のレンジャー達に届ける『RALLY FOR RANGERS』が、モンゴル・エコロジー・センターによって展開されています。世界中からAG200購入と搬送の支援者を募り「国際バイクお助け隊」を編成して、7月に二週間かけて首都ウランバートルからフブスグル湖まで自走で届けるのです。ちなみに、バイク隊を先導するリーダーは元関取の光龍氏で、今夏は20台のAG200が寄付されます。

そして我々日本人ライダーも、このアジアのかけがえの無い自然を保護する運動に名乗りを挙げようではありませんか!?モンゴルの知事や言語学者と親交のある風間が、その窓口になります。来年2016年の夏には、僕も実際にバイクを現地に届けてみようかな!?と考えています、一緒にどうですか?詳しい情報は、僕のブログに載っていますので是非チェックしてください。http://blogk.kazama-world.com/
皆さん是非ご参加くださーい! 一緒にバイクで社会貢献しましょう!

編集部注 ヤマハ発動機およびワイスギアが展開している活動ではありません。

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