MotoGPロードレース世界選手権レポート 2015 Rd.01-06

世界のトップライダーの王座をかけた熱い戦いが今年も始まった。二輪ロードレースの世界最高峰クラスMotoGP2015シーズンは3/29のカタールGPで開幕。ご存知のとおり、ヤマハのファクトリーチーム「モビスター・ヤマハ・MotoGP」からは昨シーズン2位のバレンティーノ・ロッシ選手と3位のホルヘ・ロレンソ選手が参戦している。これまで第6戦が終了しているが、そのヤマハ勢が好調だ。とくにロッシ選手は開幕戦のカタールGPでの激戦を見事なパフォーマンスで制すると、第2戦アメリカズGPで3位、第3戦アルゼンチンGPで優勝、第4戦スペインGPで3位、第5戦フランスGPで2位、第6戦イタリアGPで3位と、すべてで表彰台を獲得している。その一方でロレンソ選手は初戦を4位とし、第2戦4位、第3戦5位と今ひとつ調子が振るわないスロースタートとなったが、第4戦では溜め込んでいた本来の力がついに爆発。終始トップをキープする絶好調の走りで優勝。そのまま第5戦、第6戦も制し、改めて実力と存在感を見せつけている。

サテライトチーム「モンスター・ヤマハ・テック3」は開幕戦をブラッドリー・スミス選手が8位、ポル・エスパルガロ選手が9位でスタート。第2戦ではエスパルガロ選手のリタイアもあったが、これまでスミス選手がイタリアGPで、エスパルガロ選手がスペインGPで最高位5位を獲得し、両者健闘している。

現在ランキングはロッシ選手1位、ロレンソ選手2位と絶好調のヤマハライダー。これはますます今後の活躍が見逃せない。