MotoGPロードレース世界選手権レポート 2015 Rd.13-18

ロレンソが通算5回目となる世界チャンピオンを獲得!

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MotoGPロードレース世界選手権

Vol.56

MotoGPロードレース世界選手権レポート 2015 Rd.13-18

CATEGORY:レースニュース

ロレンソが通算5回目となる世界チャンピオンを獲得!

ヤマハはライダー・マニュファクチャラーズ・チームタイトルを獲得で3冠を達成!

Jorge Lorenzo ホルヘ・ロレンソ

ランキング 1330PT

▲自身5回目、最高峰では3回目のチャンピオンを獲得した#99 J・ロレンソ&YZR-M1。

Valentino Rossi バレンティーノ・ロッシ

ランキング 2325PT

▲#46 V・ロッシは2015シーズンでランキング2位を獲得した。

Bradley Smith ブラッドリー・スミス

ランキング 6181PT

サテライト勢ではランキングトップとなる6位を獲得した#38 B・スミス&YZR-M1

Pol Espargaro ポル・エスパルガロ

ランキング 9114PT

最終戦でサテライト勢トップの5位入賞を果たした#44 P・エスパルガロ&YZR-M1

前回第12戦(イギリスGP)までお伝えしたMotoGP2015シーズンは、その後11/8に第18戦(バレンシアGP)を迎え、すべての日程を終了した。ヤマハファクトリーチーム「モビスター・ヤマハ・MotoGP」から参戦のバレンティーノ・ロッシ選手とホルヘ・ロレンソ選手は、ライダータイトルを賭けて後半も激しいポイント争いを繰り広げる。

第13戦(サンマリノGP)はロッシ選手が5位、ロレンソ選手は転倒で棄権する苦いレースとなったが第14戦(アラゴンGP)では、ロレンソ選手が終始トップを走る圧倒的な強さで優勝。ロッシ選手も3位に入り、W表彰台を獲得した。ここで早くも「モビスター・ヤマハ・MotoGP」のチームタイトルの獲得が確定。チームにとっても嬉しい1戦となった。

第15戦(日本GP)はレインコンディションの中、ロッシ選手2位、ロレンソ選手3位としっかり結果を残す。さらにここでヤマハのライダータイトル獲得も確定。行方は両ライダーに委ねられた。またこのレースには「ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム」から、中須賀克行選手がワイルドカード参戦。自己最高の8位を獲得した。

第16戦(オーストリアGP)は着実に2位を獲得したロレンソ選手に対し、ロッシ選手は4位。これで両者の差は11ポイントに。そしてこのレースではヤマハのマニュファクチャラーズ・チャンピオンの獲得も確定した。

第17戦(マレーシアGP)ではロレンソ選手が2位、ロッシ選手が3位を獲得。今世紀最大ともいえるような激しいバトルを展開したロッシ選手だがマルク・マルケス選手(ホンダ)との接触について3ポイントのペナルティが課せられ、最終戦での最後尾からのスタートが義務づけられてしまう。そしてタイトルの行方は最終戦へともつれ込んだ。

迎えた最終戦(バレンシアGP)。ロレンソ選手がスタートからトップに立つ一方、最後尾スタートのロッシ選手は驚異的な走りで4位まで浮上するが、それ以上は届かず。レースは結局ロレンソ選手が最後までトップを守り優勝。それとともにポイント数でロッシ選手を逆転してライダータイトルを獲得する劇的な結果となった。

サテライトチーム「モンスター・ヤマハ・テック3」ではブラッドリー・スミス選手が第13戦で2位、第17戦で4位を獲得して大健闘。総合ラインキングで6位に入った。ポル・エスパルガロ選手も最終戦5位と健闘。年間ランキングは9位だった。

MotoGP2015シーズン、ヤマハは見事3冠を達成。ロレンソ選手、ロッシ選手をはじめ、最高の結果をみせてくれたヤマハチームに大きな拍手を贈ろう。

Rd.139.13 San Marino

サテライトチームのB・スミスが2位を獲得し、MotoGPで自身2度目となる表彰台に上がった。ファクトリーチームのV・ロッシは5位。J・ロレンソは途中リタイア。

Rd.149.27 Spain-Aragon

J・ロレンソが圧倒的な強さで今季6勝目をマーク。激しい2位争いをみせたV・ロッシは0.090秒の僅差で3位に。このレースでチームタイトルも獲得した。

Rd.1510.11 Japan

V・ロッシが2位、J・ロレンソが3位に入り、今季9度目のダブル・ポディウム。同時にライダータイトルの獲得も決定。中須賀も自己最高の8位入賞。

Rd.1610.18 Australia

J・ロレンソが2位表彰台を獲得。V・ロッシは惜しくも4位で表彰台に届かず。ロレンソは11ポイント差まで迫り、両者のチャンピオン争いはますます激化。

Rd.1710.25 Malaysia

J・ロレンソ2位、V・ロッシ3位で今季10度目のダブル・ポディウムを獲得。この時点で7ポイント差。チャンピオンの行方は最終戦にもつれ込んだ。

Rd.1811.8 Spain-Valencia

終始トップを守ったJ・ロレンソが優勝し、総合ランキングでも見事チャンピオンを獲得。V・ロッシは4位となり総合ランキング2位。

Movistar Yamaha MotoGP
ファクトリーチーム

  • 99ホルヘ・ロレンソ330ポイント 1位
  • 46バレンティーノ・ロッシ325ポイント 2位

Monster Yamaha Tech 3
サテライトチーム

  • 38ブラッドリー・スミス181ポイント 6位
  • 44ポル・エスパルガロ114ポイント 9位
 
46
99
38
44
開幕戦3/29 カタール
1位
4位
8位
9位
Rd.024/12 アメリカズ
3位
4位
6位
DNF
Rd.034/19 アルゼンチン
1位
5位
6位
8位
Rd.045/3 スペイン
3位
1位
8位
5位
Rd.055/17 フランス
2位
1位
6位
7位
Rd.065/31 イタリア
3位
1位
5位
6位
Rd.076/14 カタルニア
2位
1位
5位
DNF
Rd.086/27 オランダ
1位
3位
7位
5位
Rd.097/12 ドイツ
3位
4位
6位
8位
Rd.108/9 インディアナポリス
3位
2位
6位
7位
Rd.118/16 チェコ
3位
1位
7位
8位
Rd.128/30 イギリス
1位
4位
7位
DNF
Rd.139/13 サンマリノ
5位
DNF
2位
DNF
Rd.149/27 アラゴン
3位
1位
8位
9位
Rd.1510/11 日本
2位
3位
7位
DNF
Rd.1610/18 オーストラリア
4位
2位
10位
8位
Rd.1710/25 マレーシア
3位
2位
4位
9位
最終戦11/8 バレンシア
4位
1位
6位
5位

レース情報(ヤマハ発動機ホームページ)

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