YZF-R25 プレス試乗会

中須賀克行選手

2005年からロードレース日本最高峰のJSB1000クラスにヤマハYZF-R1を駆り参戦。2014年シーズンは、国内最高峰クラス3連覇、前人未踏5回目のチャンピオンを獲得。

YZF-R25はレーサーっぽくありながら、一般道ではしっかりと安心感も与えてくれるバイク。一般ユーザーにとって安心して乗れるということはすごく重要で、そうでなければ怖くてアクセルなんて開けられませんよね。

このバイクは発進するときに安定感があるし、アクセルを固定すると回転域をキープしてスピードを一定に保ってくれるので街中で走るのもラクですね。コーナーリングでも安心感があるので“もう少し速く行こうかな”っていう気にさせてくれます。軽くて扱いやすく、反応も良くて足付き性も良い。初心者や女性でもこれならスポーツバイクをしっかり楽しめるんじゃないかな。

今迄がR6、R1の大きいカテゴリーしかなかったけど、R25は、一般ユーザーはもちろん、レーサー入門の方もステップアップできるカテゴリーになっていると思います。スピードも結構でるので、サーキットで走りたいという人にも合っていると思います。レーサー入門の1台としてもおすすめです。まずはR25に乗ってゆくゆくはR6、R1とステップアップしていってもらいたいですね。

中野 真矢さん BS11 MOTORISE

元MotoGPライダー。テック3・ヤマハより参戦のGP250クラスを経て、2001年より最高峰クラスGP500にステップアップ。表彰台を獲得するなどして活躍し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。

• ○二輪業界のことをしっかり考え開発されたマシン。
• ○スポーツバイクの楽しさを多くの方に知ってもらいたいと思っているが、YZF-R25は丁度いい。
• ○「毎日乗れるスーパーバイク」というコンセプト通りで、跨ったときの足付き性も良いし、ポジションもよい。
• ○見た目は大柄だけど、跨ったときの印象がよく、コンパクト感がいい。
• ○軽すぎることがない、ほどよい重さがある。
• ○バイクは、速度を上げていくとボディを軽く感じるが、YZF-R25はその中に粘り感があるので安心。
• ○日常での乗り易さと、10,000回転からの伸びを両立。欲を言うともう少し下の方の力も欲しい。
• ○どこから見てもRシリーズ、と分るスタイルがいい。RシリーズのDNAはしっかり受け継がれている。
• ○今回のエンジンPCの長野さんは、僕の大学時代のクラスメイト。当時、彼は僕のレースを応援しにサーキットに来てくれて、それでヤマハが好きになって入社し、今回はエンジン設計を担当したという巡り合わせ。

伊達 織江さん ガールズバイカー

バイク歴4年の23歳。趣味は旅行、ツーリング。バイクで西日本を2週間近くかけて１人旅をするほどのバイク好き女子。

250ccにしてはパワーがあって、今日のような濡れた路面状況では6速まで入れる必要がありませんでした。路面がところどころウエットで不安でしたけれど、とても曲がりやすかったです。バイクと一体感があってとても乗りやすいし、ライディングポジションがよく、とくに足着きの感じが自分好みでした。取り回しもラクなので、毎日の通学やちょっとした買い物など、気軽に普段使いできそうです。“ヤマハのRシリーズに乗りたい！”と心待ちにしている女性ライダーは少なくないと思いますよ。