MotoGPロードレース世界選手権 新シーズン幕開け

新シーズン幕開け。ヤマハの新たなる挑戦。王者奪還へ、今その布陣は整った!

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MotoGPロードレース世界選手権

Vol.53

MotoGPロードレース世界選手権 新シーズン幕開け

CATEGORY:レースニュース

新シーズン幕開け。
ヤマハの新たなる挑戦。
王者奪還へ、今その布陣は整った!

王者の称号こそ逃したものの、MotoGP2014シーズンのヤマハライダーは数々の見せ場をつくり、熱い走りで我々を楽しませてくれた。あれから3ヶ月。新しいシーズンの開幕が間近に迫ってきた。それに先駆けて先日ヤマハから新シーズンのレース体制が発表された。
MotoGP2015シーズンを戦うのは、ファクトリーチーム「モビスター・ヤマハ・MotoGP」から昨シーズンに引き続きバレンティーノ・ロッシ選手とホルヘ・ロレンソ選手の両ライダー。昨シーズン、ロッシ選手はランキング2位、ロレンソ選手はランキング3位の結果を残した。今シーズン目指すのはもちろん、チャンピオン。さらにはライダー、チーム、コンストラクターの三冠獲得を狙う。またサテライトチーム「モンスター・ヤマハ・テック3」からは昨シーズンランキング6位のポル・エスパルガロ選手と8位のブラッドリー・スミス選手が引き続き参戦することが決定している。マシンは過去6度の世界チャンピオンを獲得している「TZR-M1」2015年型を投入。いよいよ王者奪還への布陣が整った。
そして2月4日~6日には今季初めての公式IRTAテストがマレーシアのセパン・サーキットで行われた。テスト初日、ロッシ選手は終始上位をキープし、優勝候補としての存在をアピール。ロレンソ選手もマシンの勘を取り戻しながら着実にペースを上げていくなど、両ライダーとも好調な様子を見せた。さらにテスト2日目ではロレンソ選手がトップタイムを記録する順調ぶり。テスト最終日の3日目には、ロッシ選手4位、ロレンソ選手5位のタイムを記録。この日予定していたテストスケジュールをすべてこなしたロッシ選手は「良い仕事ができて、良い1日となった」と満足した様子。一方ロレンソ選手も「気温が最も高い時間帯に行い、その中でも安定したペースで走れたのは良かった」と成果を語った。残り2回のテストを終え、いよいよ開幕のときを迎える。その勇姿を見届けよう。

テスト2日目にトップタイムを記録したロレンソとYZR-M1。進化しながら安定した走りをみせ、3日間のテストを終えた。
セパンテストのために特注したヘルメットを着用し、テストに臨んだロッシ。初日から好調な走りをみせ、満足のいくテストとなった。

ファクトリーチーム モビスター・ヤマハ・モトGP

ホルヘ・ロレンソ2008年ヤマハへ加入。2010年9勝、2012年6勝でチャンピオンを獲得。
2009年、2011年はランキング2位。2013年にはロードレース最高峰クラスでヤマハライダーによる通算200勝を達成している。2014年はランキング3位。MotoGPの31勝を含め通算51勝。
バレンティーノ・ロッシ
世界チャンピオンを9回獲得している二輪ロードレース界のスーパースター。2013年にかつて7年間在籍したヤマハへ復帰。第7戦では約2年半ぶりの優勝を飾り、MotoGP通算80勝を達成。このシーズンのランキングは4位。2014年はランキング2位。

サテライトチーム モンスター・ヤマハ・テック3

ブラッドリー・スミス成果と課題をつかんだスミス。開幕へ向けて実りの多い3日間に。
ポル・エスパルガロエスパルガロはマシンとのフィーリングも上々。手応えをつかんだ。

2015 RACE SCHEDULE

開幕戦3/29 カタール
Rd.024/12 アメリカズ
Rd.034/19 アルゼンチン
Rd.045/3 スペイン
Rd.055/17 フランス
Rd.065/31 イタリア
Rd.076/14 カタルニア
Rd.086/27 オランダ
Rd.097/12 ドイツ
Rd.108/9 インディアナポリス
Rd.118/16 チェコ
Rd.128/30 イギリス
Rd.139/13 サンマリノ
Rd.149/27 アラゴン
Rd.1510/11 日本
Rd.1610/18 オーストラリア
Rd.1710/25 マレーシア
最終戦11/8 バレンシア

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