GARMINレーダー特集

レーダーをフル活用して海釣りスキルをレベルアップ!

ワイズギアボートフィッシングアドバイザー佐々木修がGARMINレーダーを極める!

視界不良時の安全な航行の為はもちろん、ボートフィッシングにおいても威力を発揮するレーダー。
ワイズギアボートフィッシングアドバイザー 佐々木修が”釣り人目線”で
GARMINレーダーの使い方・機能の活かし方を紹介します!
「レーダーアンテナの購入を検討しているけれど実際どうなんだろう…?」という方や「GARMINのレーダー機能はたくさんあるけれど、どのように使ったらいいかわからない…」という方は必見です。

PROFILE

ワイズギアボートフィッシングアドバイザー 佐々木修

1978年 岩手県在住
ダイワスーパーフレッシュアングラーズオーディションで全国から選出される。
3歳頃から父親と共に近所の防波堤で投げ釣りに親しみ、その後カレイ釣りや渓流釣りに熱中。中学生の時、北島列島で大物釣りを経験し、47kgのイソマグロを釣り上げて以来、大物釣りの魅力に取り付かれている。
シーバスフィッシングや東北のロックフィッシュに精通し、ジャンルを問わず活躍するマルチアングラー。
愛艇のヤマハ YFR-24にもGARMINを艤装、機能をフル活用して日々その腕を磨いている。

プロフィール写真:佐々木修

レーダーとは?タイプの選び方

レドームタイプとオープンタイプ

そもそもレーダーとは何ぞやというところで、レーダーとは、音波ではなく波長が極めて短いマイクロ波を小刻みの電気信号(パルス波)を発射しています。パルス波の反射波が返ってくるまでの時間を測定し映像としてディスプレイに映しています。
ワイズギアで取り扱っているGARMINレーダーアンテナは、レドームタイプとオープンタイプの2種類があります。

レドームタイプ、オープンタイプともに基本的な機能に違いはありませんが、特徴や違いとしては、オープンタイプのレーダーは指向角が狭いため、レドームタイプに比べて遠距離のターゲットの分解能が3ー5倍優れています。オープンタイプの方は指向角が鋭いため、より遠くの分解能が高く、より遠くのものが正確にわかります。
ボートが小さいが、視界不良のときに頼れるタイプが欲しいときは「レドームタイプ」、より遠くの情報が正確に欲しい場合は「オープンタイプ」を選ぶと良いでしょう。

小さいボートにオープンタイプを付けると、ルアーやラインがレーダー近辺を通る可能性があり危ないため、自分のボートのサイズや、やりたい釣りと相談しながら選びましょう。
外洋での釣りをする人は、オープンタイプを付け、遠くの鳥山や付表などを捉えて、より自分の釣りの精度を上げて楽しんでみてはいかがでしょうか。

GARMIN レーダーオプション

水中と水上の同時把握でポイント発見

地図オーバーレイ機能

航行中に船が集まっているポイントを見つけたら、オーバーレイして海底の地形がどのようになっているかを確認します。釣行を重ねるうちに、いろいろなポイントを見つけ、いろんな人が狙っているポイントを勉強がてら教えてもらい、自分のボート、釣りのスキルを上げていくともよいでしょう。

レーダーのみ
地図オーバーレイ

レーダー画像を地図画面と重ね合わせ表示ができるため、陸地、橋梁、堤防、島などのエコーが判りやすく、船舶の識別が容易になります。
※船首方向を調べるヘディングセンサーが必要です。

GARMINは等深線が細かいため、大体の根の位置なども読取り可能です。
さらにレーダーの情報を追加する事で、その位置に船がいる場合は根の上で漁や釣りをしているといった判断にも導けます。
初心者にとって、オーバーレイ機能はポイント予測の強力な手助けとなるでしょう。

鳥を味方に魚群を追う

鳥山をも捉えるレーダー機能

外洋に出た時に、レーダーをとばし、目視の範囲に他船が映っていなければ、鳥山であると判断がつきます。
水平線までの距離は、大体4、5キロだが、レーダーであれば、さらに遠くまでの反応をさぐることができ、かつ鳥山の高さがあれば、さらに遠くまで探せる。人間の目でとらえられない情報を得る事ができるでしょう。

レーダーは周辺船舶を把握するだけでなく、肉眼では確認しづらい航路標識にも反応するため航路の確認にも有効です。

ボートフィッシングにおいては、バードビューモードで鳥山を捉え、鳥と魚の状況を読み取る事で素早いフィッシングポイント確定の強力な手助けになるでしょう。

悪天候でこそ威力を発揮

レインクラッタ除去機能

レインクラッタを除去することで、見やすくなるが近くの情報(反応)が薄くなってしまうので、加減して調整が必要です。
視認できる目標物を定め、それが見える最低限のところまで一度調整してみることを心掛けましょう。
画面だけをみて、レインクラッタを除去しても、必要な情報まで除去してしまっている可能性があります。

レインクラッタ除去前
レインクラッタ除去後

海面や雨雪からの反射波(クラッタ)は、レーダー画面上に不要なエコーとして表れます。
GARMINはこのエコー表示を調整するレインクラッタ除去機能を搭載しています。

雨や海面の余計な反応を消して、堤防など対象物の反応が残るようにしたりと、その時々の状況に合わせた調整が可能です。

他艇の動きを把握して安全確保

エコートレイル機能・MARPA(自動衝突予防援助装置)

自船が止まっているとき、他船の動きが分かりやすい。(赤い反応の後ろに青い尾引ができる)
可視化できるため、初心者の方にもわかりやすい。
航行中は防波堤や陸地などの反応がエコートレイルにより滲んだような画面になってしまうので、停船中に使用しましょう。

さらにガードゾーン機能は、流し釣りをしている時や、釣りに夢中になり、知らず知らずの内に岸、防波堤、他船など近づいてしまったときにサポート。感度が良いため、初期設定をしっかりして調整する事が大事です。

エコートレイル機能
MARPA(自動衝突予防援助装置)機能

海面や雨雪からの反射波(クラッタ)は、レーダー画面上に不要なエコーとして表れます。
GARMINはこのエコー表示を調整するレインクラッタ除去機能を搭載しています。

雨や海面の余計な反応を消して、堤防など対象物の反応が残るようにしたりと、その時々の状況に合わせた調整が可能です。

レーダー機能を極限まで引き出すGPSMAPシリーズ!

高拡張性チャートプロッター GARMIN GPSMAPシリーズ

GPSMAPシリーズは各種ポートの数・対応オプションの幅広さが段違い。例えばイーサネットポートが2個あるモデルは1台でレーダーと高出力振動子の同時使用が可能なので「レーダーに頼りたくなるような陸地から遠い深場のポイントを高出力振動子を駆使して攻めたい」なんて時にはぴったりですね。
そして、分割表示画面使用時の動作の滑らかさも抜群です!レーダー・ソナー・ライブスコープと、あらゆる情報を駆使する最新の釣りに欠かせない、高性能CPUによる処理能力の高さが光ります。

また、アクティブキャプテンをタブレットで使う事で、常にどのような状況なのかなど、情報の共有・確認が可能です。
水温であるとか、魚探、ベイトの映り方、ベイトが船の周りにいるからナブラがたっているなど状況が理解できます。
録画機能のおかげで、釣行の後に「あの時の状況はどうだったかな」と見返す事ができるので、情報が蓄積され、釣りのスキルアップにつながるでしょう。

GARMIN GPSMAPシリーズ

レーダーをはじめ、GARMINすべての機能を使用できる最高峰モデル「GARMIN GPSMAP」シリーズ。
高精細なレーダー画面や分割画面使用時のなめらかな動作のためにはGPSMAPシリーズの高性能CPUによる処理能力は欠かせません。
その他、レーダーを装備するとしたらはずせないヘディングセンサーをはじめ、多彩なオプションに対応可能となることで、
釣りそのものに留まらずあなたのボートやその日の釣行のすべてを快適に仕上げてくれることでしょう。