ヤマハ発動機が車両開発で培った技術をワイズギアが独自のアクセサリーとしてSR400向けに展開した、サンバーストタンクを始めとした商品をご紹介します。
※車両は生産試作車です。
ヤマハ発動機が車両開発で培った技術をワイズギアが独自のアクセサリーとして展開した商品群
43年間で6台のサンバースト限定モデルが誕生。そして今、ヤマハ発動機の技術を存分に
織り込んだワイズギアアクセサリーとして新たにCraft Build外装セットをお届けします。
コンセプトは「ネオ・ノスタルジック」
[7th LTD]Super Red × Yamaha Black
7周年記念モデル 限定1,000台 / スーパーレッド × ヤマハブラック
[LTD]Dark Cyan Metallic 2 × Yamaha Black
限定2,000台 / ダークシアンメタリック2 × ヤマハブラック
[25th LTD]Miyabi Maroon
25周年記念モデル 限定500台 / ミヤビマルーン
[30th LTD]Berry Dark Green Metallic 1
30周年記念モデル 限定500台 / ベリーダークグリーンメタリック1
[40th LTD]Berry Dark Orange Metallic 1
40周年記念モデル 限定500台 / ベリーダークオレンジメタリック1
[Final Edition]Yamaha Black
Final Edition 限定1,000台 / ヤマハブラック
W Sunburst × Halftone
ワイズギアCraft Build外装セット / Wサンバースト × ハーフトーン
ワイズギア アクセサリー開発プロジェクトリーダー
鈴木 洋平 Yohei Suzuki
ヤマハ発動機初の技術を存分に織り込んだワイズギアだからこそ提供できるアクセサリーを完成させることが出来ました。
ワイズギアが考えたコンセプトは「黄昏時を愛でるSR」です。
企画起草当初、SR400に対するカスタムアクセサリーをどの様な方向性で進めるか、社内・デザイナーを含めて色々なアイデア・意見がありました。SR400カスタム市場を見ると非常に多種多様な楽しみ方を皆様がされています。その中でワイズギアの強みであるヤマハ発動機の技術、また信頼あるメーカーの技術を生かしたカスタム提案という方向で企画を進めてきました。
Craft Build外装セットは新たなグラデーションのサンバーストタンク、それに合わせた「ファブリック調」のシート表皮を採用しています。そして真鍮製のサイドカバーエンブレムにはオリジナルデザインを施しました。今までにない新しい外観で、SRファンの皆さんに新しい価値をご提供できると思います。
ブラッククロームメッキセットはただ真っ黒なメッキでなく、見る角度や光の当たり方で実にいろんな表情を見せてくれるとても味わい深いパーツに仕上げることができました。今回の外装に対してもそうですが、歴代のどのSRに合わせてもマッチして、デザインを引き締めてくれます。
新車販売は幕引きしましたがSR400向けアクセサリーは終わり、ではありません。私たちワイズギアはこれからもSR400を含むヤマハ車両を楽しんでいただけるアクセサリーを継続してご提供していきますので、ご期待ください。
ヤマハ発動機 Craft Build外装セット企画担当
大城 竜伯 Tatsunori Oshiro
今回のサンバーストタンクの塗装コンセプトは、「ネオ・ノスタルジック」です。
ぱっと見た印象は、2018年に発売された40周年モデルのベリーダークオレンジメタリック1の印象に近いですが、より鮮やかなオレンジからブラックへのグラデーションが大変美しい仕上がりになっています。
黒のグラデーションは、塗装による表現になりますが、鮮やかなオレンジを際立たせるために、専用の塗装機導入とヤマハ発動機の熟練した塗装職人の手による繊細な塗装技術により、グラデーション幅をめいっぱい絞ることで今までにない美しい仕上がりを実現しました。また中央のオレンジのグラデ―ションは、水転写グラフィックによる表現になりますが、こちらも自然なグラデーションの雰囲気を出すために均等なドットではなく、ランダムなFMスクリーンを使用することで、塗装のグラデ―ションと隣接しても遜色ない出来栄えを実現しています。この水転写グラフィックと塗装職人による手塗りの合わせ技、いわゆるWサンバーストはSR400の40周年とFinalにしか採用されていない技術です。今回はそのWサンバーストに、さらにヘアラインを透かせて見せるハーフトーン技術を組み合わせて、このような深みのある美しい表現に仕上げています。
今回のCraft Build外装セットには、 「ファブリック調」のシート表皮も含まれています。
このシート表皮は外観だけでなく質感もお楽しみいただけるようにシボと印刷を組み合わせる技術を採用することでクラフト感を実現しました。皆さんのSRの印象を大きく変えてくれる筈ですので、是非お楽しみください。
ヤマハ発動機 ブラッククロームメッキセット企画担当
尾宮 真有 Mayu Onomiya
このブラッククロームメッキパーツのカラーリングコンセプトは、「ミラージュブラック」です。
実物を手に取っていただくとわかると思いますが、通常の銀色に輝くクロームメッキにブラックをレイヤーしたような雰囲気で、真っ黒では表現できない映り込みなどが絶妙な仕上がりになっています。そこに映り込んだなんとも言えない景色にきっと見入ってしまうと思います。
ヤマハの歴史としては、黒のパーツは何度か販売しており、1981年にXS250、XJ650、XS1100などに特別塗装仕様として販売したミッドナイトスペシャルや2004年に限定販売された「XJR1300 YSPブラックスペシャル」2006年の「SR400 YSPブラックスペシャル」でも黒メッキは採用されていて今でも多くのお客様に大切にしていただいていると耳にします。
実はこのブラッククロームメッキパーツは、車両本体パーツも手掛ける信頼あるメーカーの協力により、黒3価クロムメッキの技術を開発していただいたもので、ヤマハ発動機グループで初めて採用しました。従来の黒メッキに対して、明度を示すL値のバランスを幾度となく調整したことで、塗装やフィルム加飾では表現できない金属感のある漆黒調を出しています。また高い表面硬度、耐候性、耐食性といった実用性も兼ね揃えているのが特徴です。
同じ「黒」でもマテリアルや施工により多様なアウトプットが表現できます。これも改善と進化に向けてチャレンジを楽しむ「ヤマハ」の風土だから成し得たものです。ブラッククロームメッキセットだけでも大人っぽい雰囲気となりこれまでの愛車とは違う一面に出逢えると思います。愛車と共にファッションを楽しみながら、長く乗っていただきたいです。