純正マフラーメーカーが作る、PRUNUS

環境性能も含む優れたトータルバランスこそ純正マフラーメーカーのアドバンテージ

純正マフラーメーカーが作る、PRUNUS 設計から生産まですべて自社工場で行う一貫生産体制を採用するプラナスのマフラー。純正マフラーづくりによって蓄積されたノウハウを活かすことで従来のカスタムマフラーとは一線を画した高いクオリティ、信頼性を実現している。

サクラ工業 開発部 開発課 安川 圭氏プラナスのマフラーは純正品と同様、企画設計からプレス、溶接、曲げといった金属加工、メッキや塗装といった表面処理、排ガスの測定に至るまですべて自社で行う一貫生産体制によって生み出されています。走行性能や音質の向上はもちろんですが、車体に取り付けた際の重量バランスや応力のかかり方なども数値化して分析することで優れたクオリティ、トータルバランス、信頼性を確保しているのが大きな特徴です。また、近年のマフラーには排ガスを浄化する触媒が内蔵されていますが、その触媒まで自社で製造している点も純正マフラーメーカーならではの強みではないでしょうか。ただ、ひと口にプラナスといってもバイクのコンセプトに応じて味付けはさまざまです。例えばMT-09用のものだと、ノーマルでもエンジンのレスポンスがかなり鋭いことを考慮して出力アップよりもサウンドとスタイリングに重点を置いて開発しています。MT-09は前後サスペンションのストロークが長めなのであまり過敏な出力特性にしてしまうとスロットルのオンオフでピッチングを誘発して乗りにくくなってしまうんですね。3本出しを採用していますが、もちろんMT-09の美点である、マスを集中化した車体バランスを崩さないようなレイアウトが採用されています。お客様からの関心が高いサウンドに関しては周波数などのデータに加えて、人の耳による感覚も頼りにしながらチューニングしています。好みによって左右されやすいファクターだけに、一人の判断ではなく開発に携わった複数の人間がそれぞれに点数を付けながら判断することにしているんです。ちなみに社内には純正マフラーとは別にプラナスの設計チームが存在します。要するに「好きな」人が集まって作っているということですね(笑) (サクラ工業 開発部 開発課 安川 圭氏)

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