
「遠州」を巡る
この記事は、2012年11月以前のY'S GEAR CLUBの記事です。
今回は、バイク教習の合間に出かける遠州・夏ツーリング。
掛川~湖西を横断し、山海に遊びながらリフレッシュ。
ヤマハの関連施設をいろいろと見学してきちゃいました。
梅雨もそろそろ終わり、夏ツーリングを楽しむ時期がやってきました。私はといえば、じゃじゃ~ん、皆さんよりひと足お先に夏ツーリングへゴー! 今回は、静岡県西部・遠州を巡る旅です。えっ、なぜ遠州かって? それには少々ワケがありまして……。実は私、大型免許を取るためにヤマハのリゾート施設「つま恋」に宿泊しながら、ヤマハテクニカルセンターで教習を受けていたんです。ただし教習は午前のみがほとんど。午後は自由に過ごせるので、その時間を使って各所を巡ったというワケです(教習編はぜひ、ドキドキ体験レポートをご覧くださいね)。この地域にはヤマハ発動機の本社があり、関連施設もいっぱいあるんですよ。
ヤマハ発動機直営の掛川市にある二輪免許専門スクール。広々とした二輪専用のコースを用意し、のびのびと教習が受けられる。親子バイク教室といったイベントや、ペーパーライダー向けの講習なども行う。そのほかヤマハ最新バイクから好みのモデルが選べるレンタルバイクもある。
ヤマハテクニカルセンター
静岡県掛川市富部28 tel.0537-24-5195
https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/tc/
まずは、宿泊先の「つま恋」を楽しむことからスタート。お洒落な電動アシスト自転車「PAS CITY-X」をレンタルし、自然に包まれた広大な敷地をス~イスイと移動。これなら坂道だってラクに登れるからとっても便利。おすすめですよ~。「つま恋」は、遊ぶ場所がいっぱいあるからウキウキしちゃいます。その中から私が挑戦したのはアーチェリーとスポーツカート。どちらもインストラクターが付いてくれるので安心して楽しめます。遊んだ後は温泉「森林乃湯」でリフレッシュ。そして夕食は70種類以上の料理が並ぶバイキングでお腹も満足。こんなところに宿泊できて、私ホント幸せです。
ヤマハリゾートつま恋
静岡県掛川市満水2000 tel.0537-24-1111(代)
http://www.tsumagoi.net/
東京ドーム36個分(55万坪)という広大な敷地を誇る日本有数のリゾート地。敷地内にはスポーツ施設や温泉、レストラン、ホテルまで揃い、子どもから大人まで自然を満喫しながら、楽しい時間を過ごすことができる。音楽イベントに利用されることでも有名。
施設内の移動はレンタルサイクルを利用。電動アシスト自転車のPAS CITY-Xで移動もラクラク♪
初挑戦のアーチェリーは、13.5m先の的に向かってエイヤッ。数回当てることができた私、センスあるかも!?
スポーツカートは、スピード感抜群! インストラクターが丁寧に教えてくれるので、安心して乗れました。
湯上がりのうれしいスポットとして、癒しのフェイシャルサロン!エステで体がとっても癒されます。
つま恋内にある温泉「森林乃湯」は、まさに森林浴という言葉がぴったり。外の湯と内の湯があっていろいろなお風呂が楽しめます。湯上がりには「スキンケアフィッシュ」を体験。感想は…くすぐったいです~。温泉とこれで美肌効果もきっと2倍になるはず!?
テラスでデザートも満喫しちゃいました!
「森林乃湯」の入り口ではオリジナル商品や地元の野菜なども販売していました。
こちらはバイキング形式のカジュアルレストラン「ビュフェテラス」。和洋中の料理はなんと常時70種類以上が揃うとか。う~ん、どれもおいしそうで迷っちゃう!
お土産処には、静岡(掛川)の名産やつま恋オリジナルの商品がずらっ。
次の日は愛車「マジェスティ」に乗ってマリンレジャーが楽しめる湖西市の「ヤマハマリーナ浜名湖」へ。ここでは、大型モーターボートでの湖上遊覧やマリンジェットを体験。いや~、どちらも初体験でしたが、すごく楽しかった! そのほかウェイクボードやフィッシングもできるそうですよ。今度遊びにきたときには、こちらも挑戦してみよっと。そしてレジャーを楽しんだら併設のレストランでゆったりティータイム。もう、とっても贅沢な気分デス。
ヤマハマリーナ浜名湖
静岡県湖西市入出字長者1380 tel.053-578-1114
http://www.y-m-h.co.jp/
浜名湖の西端に位置する、マリーナを中心にレストランやホテルなどを併設した複合型のマリンリゾート。ボートやヨットの保管管理を行うほか、浜名湖クルージング、フィッシング、ウェイクボードなど、様々なマリンスポーツが楽しめる。
11mの大型モーターボートをチャーターして浜名湖を優雅にクルージング。船内は、ゆったりとしたスペースで、何とも贅沢な気分が味わえちゃう。モーターボートの最大定員は10名。1時間と1時間半のコースがあり、30分のお試しコースも。
マリンジェットでバイクの走りとは違う、水上ならではの走りを実感。残念ながら私はボート免許を持っていないので、インストラクターさんに同乗してもらいました。ウエットスーツ、ライフジャケットの着用はもちろん必要。
手荷物やレインスーツはシート下のトランクルームに収納し、リアボックスにはヘルメットやライディングウエアを入れるのが賢いBOX活用法。
マリンスポーツの後は、ヴィラハマナコリゾーツ&シーで、ティータイム。お洒落な施設内でくつろぎのひとときはなんとも癒されます。
今日も浜名湖のレジャーを満喫できました♪さあ、つま恋の宿にもどりま~す。
教習を受けているヤマハテクニカルセンターでは、バイクをレンタルできるとのこと。それならせっかくだからと借りたのが、「ドラッグスター250(以下DS250)」です。愛車とはまったく違う雰囲気のクルーザーで、今日は気分を変えてツーリングに。そのDS250で向かったのは、「浜松市楽器博物館」。こちらは日本で初めてオープンした公立の楽器博物館で、世界の楽器が展示されています。本当にいろいろな楽器があって、結構見入っちゃいます。ヤマハ楽器のルーツでもあるオルガンやピアノ展示もとても充実♪ また、楽器を演奏できる体験コーナーもあり、楽しめますよ。
浜松市楽器博物館
静岡県浜松市中区中央3-9-1 tel.053-451-1128
http://www.gakkihaku.jp/
1995年4月にオープンした日本初の公立楽器博物館。世界の楽器1,300点を展示・紹介するとともに楽器、音楽を通して世界の人々の文化を紹介している。入館料/大人\400、高校生\200、中学生以下無料
レンタルしたDS250に乗って掛川から浜松へゴー! 奥に見えるのは、ジュビロ磐田のゲームも行われるエコパアリーナ。今回はDS250の日帰りプランを利用。バイクのほかヘルメットやグローブなどもレンタル可能。
※特別に許可を得てバイクを乗り入れています。
ホルンやコルネット、トランペットって、バイクのマフラーに似てるような。ついついじっと見ちゃいました。
ヘッドフォンでは100種類の楽器の音を聞くことができるんですって。そのほか小型モニタでも30例の演奏風景が楽しめるんだそう。
世界の楽器がズラリと展示されている様は圧巻!
楽器のヤマハの歴史が分かる年表を発見。創業者の山葉寅楠はなんと1851年、江戸時代の生まれだそう。
(左)日本楽器製造(ヤマハの前社名)のピアノ(大正7年)は、国産で設計された初期のモデルとのこと。歴史を感じますね。(右)体験コーナーでモンゴルの民族楽器「馬頭琴」を弾いてみましたが、なかなか上手くはいかないもので…。
翌日、いつものマジェスティに戻って訪れたのは、ヤマハ発動機の本社横にある「コミュニケーションプラザ」。こちらは、ヤマハ発動機が運営している企業ミュージアムです。1階には第一号製品のYA-1をはじめ、トヨタ2000GTなどのヤマハ発動機の様々な事業の原点となった製品や、世界で活躍する最新モデルを、2階には創業の経緯やレースシーンで輝かしい歴史を築いてきたレーサー、バイク史に大きな影響を与えた歴史的市販モデルなどを多数展示。ヤマハファンなら必見です!そして「コミュニケーションプラザ」を後にした私ですが、ふと忘れていた大切なことに気付きました。「せっかく浜松へ行ったのに、餃子食べてないじゃん!」。ということで、急遽進路を変更、浜松餃子を食しに愛車でお店へ一直線。無事食べられて大満足です。 教習は明日が最後。同時にこの楽しいツーリングもひとまず終了して、明日の試験に備えるのみに。がんばりま~す。
コミュニケーションプラザ
静岡県磐田市新貝2500
(ヤマハ発動機本社新館の西側)
tel.0538-33-2520 入館料無料
https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/cp/
ヤマハ発動機の創立40周年記念事業として企画され、1998年オープン。創業以来の製品や技術、活動を一堂に集めた企業ミュージアムで、ユーザーとの交流を深める場としても利用されている。場所はヤマハ発動機本社横。入館は無料。※開館日などの詳細についてはホームページをご覧ください。
ヤマハのコミュニケーションプラザ。歴代のレース車両から現在活躍中の車両までが一同に見られる。
シミュレーションコーナーでは、エンジン音や映像等を通じてヤマハ製品をよりリアルに体感できる。製品展示スペースには各所にモニター、サウンドシミュレーター、映像シミュレーター、乗車可能モデル等を設置。
SRの初期モデルも見る事ができて幸せ。
こちらのFZR750は、1985年の鈴鹿8時間耐久レースでケニー・ロバーツと平忠彦のペアが歴史的ドラマを生んだマシン。
YZR-M1、YZF-R1の現役レース車両展示も。
全日本のモトクロスやトライアル車両も並ぶ。
(左)ヤマハ発動機の歴史を築いてきた1970年代のレーシングマシンを発見! '78年にケニー・ロバーツが4勝を挙げ、自身初のチャンピオンを獲得したYZR500。 (右)YA-1(1955)。ヤマハ発動機の製品第1号。黒一色で重厚なデザインが常識だった当時、栗茶色のスリムな車体から"赤トンボ"の愛称で呼ばれたそう。
もちろん、バイク以外にもマリン関係の展示も充実。※展示製品は不定期で入替があります。
電動バイクや電動アシスト自転車の展示も。
歴史情報をはじめ、製品に関する書籍や専門誌が集められている2Fのプラザライブラリー。この「別冊モーターサイクリスト」も創刊号からすべて読めるなんて、すごいですよね。情報の宝庫です。
3Fにはプラザカフェがあり、ひと休みできるのも魅力。1Fのプラザショップでは、オリジナルグッズのほか、来館記念になるグッズがいっぱいあるから、ぜひ見てみて。お土産にもおすすめですよ!
「浜松餃子まつり2011G-1」で2代目の餃子王に輝いた実力店がこちら。「魂の餃子(すっぽん入り餃子)」をはじめ、麻婆豆腐や中国風オムレツなどどれもおいしかった~。