Vol.56
All Japan RACE 全日本選手権シリーズ 2015 Sep.-Nov.
CATEGORY:レースニュース
中須賀史上初の4連覇!
前人未到6回目のチャンピオンを獲得!!
ROAD RACE JSB1000 All Japan Rord Race Championship 全日本ロードレース選手権 JSB 1000
偉業達成の中須賀、国内最高峰クラス史上初の4連覇!
通算6回目となるチャンピオンに輝く!
前回第4戦までお伝えした国内二輪ロードレースの最高峰JSB1000クラス。4連覇と史上6度目のチャンピオン獲得の期待がかかる「ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム」の中須賀克行選手が偉業を達成した。
第2戦から第4戦まで3連勝し、勢いに乗る中須賀選手は、第6戦(オートポリス)ではさらに勢いを増し、ポールtoウィンで勝利。このレースでは金曜日の走り出しから予選、決勝レースまで、すべてでリーダーボードのトップに名前を連ねる完全勝利となった。第8戦(岡山)でも完璧なライディングを披露し、ポールtoウィン。つけいる隙を与えない中須賀選手は、最終戦(MFJGP鈴鹿)でも圧巻の走りでレース1、レース2ともに制し、チャンピオンを自分の手にした。
「ヤマルーブ・レーシング・チーム」は野左根航汰選手が第6戦で5位、さらに第8戦では3位を獲得し、今季3度目の表彰台と健闘。最終戦はレース1で5位、レース2はリタイアし、年間ランキングを7位で終了。初年度では大健闘の結果となった。チームメイトの藤田拓哉選手は第6戦15位、第8戦では10位。最終戦は負傷のためレースをキャンセル。年間ランキング18位でシーズンを終えた。
2015シーズンのJSB1000クラスは、全8戦中7戦を中須賀選手が制し、圧倒的な勝利を納めた。これで中須賀選手は平忠彦氏、藤原儀彦氏、そして自ら持つ3連覇の記録を更新。全日本ロードレース史上初の4連覇、通算6回目のチャンピオンを達成。新たな歴史が刻まれるシーズンとなった。
YAMAHA FACTORY RACING TEAM
1 中須賀 克行 203ポイント 1位
YAMALUBE RACING TEAM
8 野左根 航汰 111ポイント 7位
YAMALUBE RACING TEAM
33 藤田 拓哉 42ポイント 18位
- 中須賀 克行
- 野左根 航汰
- 藤田 拓哉
- 開幕戦4/19 鈴鹿サーキット 2&4(三重)
- 2位
- 5位
- DNS
- Rd.024/26 オートポリス(大分)
- 1位
- DNF
- DNS
- Rd.035/31 ツインリンクもてぎ(栃木)
- 1位
- 3位
- DNS
- Rd.046/28 スポーツランドSUGO(宮城)
- 1位
- 3位
- 3位
- Rd.069/13 オートポリス 2&4(大分)
- 1位
- 5位
- 10位
- Rd.0810/18 岡山国際サーキット(岡山)
- 1位
- 3位
- 10位
- 最終戦11/1 鈴鹿サーキット(三重)
- Race.1/1位
Race.2/1位 - Race.1/5位
Race.2/DNF - DNS
※Rd.5、Rd.7ではJSB1000の開催はありません。
MOTOCROSS IA1&IA2 All Japan Motocross Championship 全日本モトクロス選手権 IA1 & IA2
IA1ルーキーの安原が健闘し、ランキング7位!
IA2の渡辺はまさかのケガで最終戦を欠場、年間ランキングは6位!
国内最高峰クラスのIA1は「ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム」の平田優選手がケガのため全レースを欠場。チームメイトの安原志選手がひとり気を吐いた。最高峰クラスに初挑戦の安原選手だが、第7戦第1ヒートで3位に入り、初の表彰台に上がるなど、着実に成長を遂げてきた。第8戦(近畿)では2ヒート連続入賞とはならなかったが、第1ヒートで堂々4位入賞を果たす。しかし第9戦では波にのれず第1ヒート10位、第2ヒート11位で不完全燃焼のレースとなった。
最終戦はスポーツランドSUGO(宮城)で「MFJGP」として開催。海外のトップライダーが数多く参戦するレースとなった。安原選手はスタートから積極的な走りを見せて健闘したが、第1ヒート、第2ヒートともに10位。年間ランキング7位でシーズンを終了した。
IA2クラスは「ヤマルーブ・レーシング・チーム」の渡辺祐介選手が第9戦の第1ヒートで3位表彰台を獲得し、調子を上げていたが、最終戦は練習走行時の転倒によるケガでレースを欠場を余儀なくされ、年間ランキング6位でシーズンを終えた。
【IA1】YAMAHA FACTORY RACING TEAM
5 平田 優 欠場により 0ポイント
【IA1】YAMAHA FACTORY RACING TEAM
500 安原 志 258ポイント 7位
【IA2】YAMALUBE RACING TEAM
43 渡辺 祐介 219ポイント 6位
- 平田 優
- 安原 志
- 渡辺 祐介
- 開幕戦4/5 HSR九州(熊本)
- Heat.1/DNS
Heat.2/DNS - Heat.1/5位
Heat.2/9位- Heat.1/2位
Heat.2/DNF - Heat.1/2位
- Rd.024/19 オフロードヴィレッジ(埼玉)
- Heat.1/DNS
Heat.2/DNS - Heat.1/11位
Heat.2/9位 - Heat.1/DNF
Heat.2/DNS
- Rd.035/17 世羅グリーンパーク弘楽園(広島)
- Heat.1/DNS
Heat.2/DNS - Heat.1/10位
Heat.2/9位 - Heat.1/6位
Heat.2/5位
- Rd.046/7 スポーツランドSUGO(宮城)
- Heat.1/DNS
Heat.2/DNS - Heat.1/11位
Heat.2/9位 - Heat.1/10位
Heat.2/12位
- Rd.057/5 神戸空港特設コース(兵庫)
- Heat.1/DNS
Heat.2/DNS - Heat.1/11位
Heat.2/11位 - Heat.1/8位
Heat.2/15位
- Rd.067/19 藤沢スポーツランド(岩手)
- Heat.1/DNS
Heat.2/DNS - Heat.1/6位
Heat.2/7位 - Heat.1/3位
Heat.2/2位
- Rd.078/30 スポーツランドSUGO(宮城)
- Heat.1/DNS
Heat.2/DNS - Heat.1/3位
Heat.2/11位 - Heat.1/2位
Heat.2/21位
- Rd.089/13 名阪スポーツランド(奈良)
- Heat.1/DNS
Heat.2/DNS - Heat.1/4位
Heat.2/8位 - Heat.1/8位
Heat.2/5位
- Rd.0910/4 オフロードヴィレッジ(埼玉)
- Heat.1/DNS
Heat.2/DNS - Heat.1/10位
Heat.2/11位 - Heat.1/3位
Heat.2/7位
- 最終戦10/25 スポーツランドSUGO(宮城)
- Heat.1/DNS
Heat.2/DNS - Heat.1/10位
Heat.2/10位 - Heat.1/DNF
Heat.2/DNS
TRIAL IA super All Japan Trial Championship 全日本トライアル選手権 IA スーパー
黒山健一、惜しくもランキング2位で2015シーズンをフィニッシュ!
IAスーパークラスは、「ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム」の黒山健一選手がチャンピオン奪還に挑んだ。新しいチーム体制となって迎えた開幕戦を制し、幸先良いスタートを切るも第2戦目以降苦戦を強いられる。続く第4戦北海道大会で大接戦の中、見事優勝を果たしランキングトップへ返り咲いた。この勢いで後半戦を戦うはずだったが、5戦目以降レース終盤でのミスにより、惜しくも優勝を逃すレースが続く。最終戦東北大会を迎える時点で、ランキングトップの小川友幸選手(ホンダ)とは6ポイント差。逆転でチャンピオンを奪還するには自身が優勝し、小川選手が4位以下という厳しい条件。黒山選手は「結果はどうあれ、優勝を目指す」という言葉どおり、終盤まで集中力を維持し3ラップを僅か「減点1」でしのぐ。迎えたスペシャルセクションで、同じく「減点1」の小川選手、野崎史高選手(ヤマハ)との戦いとなり、黒山選手は惜しくも痛恨のミスにより、最終戦を3位で終了。ヤマハの野崎選手が今季初優勝を飾った。
年間ランキングが3年連続で2位となった黒山選手は、レース後のコメントで来季の雪辱を誓った。
YAMAHA FACTORY RACING TEAM
2 黒山 健一 121ポイント 2位
- 開幕戦3/8 真壁トライアルランド(茨城)
- 1位
- Rd.024/19 名阪スポーツランド(奈良)
- 3位
- Rd.035/17 矢谷渓谷トライアル場(熊本)
- 2位
- Rd.047/19 わっさむサーキット(北海道)
- 1位
- Rd.059/6 原瀧山トライアルパーク(岡山)
- 2位
- Rd.0610/11 キョウセイドライバーランド(愛知)
- 2位
- 最終戦11/1 スポーツランドSUGO(宮城)
- 3位