
Vol.53
MT-09 TRACER ABS試乗会
CATEGORY:どきどき体験レポート
個性豊かなスタイリングに
女性ライダーでも自由自在の操作性!
今回のドキドキ体験レポートは、ヤマハテクニカルセンターで開催された販売店向けのニューモデル試乗会の様子をお届けします。この試乗会では、この2月10日に新発売された「MT-09TRACER(トレーサー)ABS」を筆頭に、3月10日新発売の「BOLT」のスポーツバリエーションモデル「BOLT-C」や4月に新発売される320ccエンジン搭載のグローバルモデル「YZF-R3 ABS」が登場するとあって気分もワクワク。その中でも今回は「MT-09 TRACER ABS」の乗り心地を中心にお伝えしていきますよ!

MT-09 TRACER ABS

ヤマハ発動機「MT-09 TRACER ABS」製品サイトを見る
「MT-09 TRACER ABS」は、ヤマハの設計思想であるクロスプレーンコンセプトに基づく3気筒エンジンを搭載した「MT-09」をベースに開発したプラットフォーム展開モデル。市街地からツーリングまで多用途で、スポーティかつ快適な走行性を備えているのが特徴とのこと。そこで早速乗り心地を試してみました。
事前情報によると「MT-09」より多少重量がアップしているとのことですが、それでも210kgの軽量ボディ。走ってみるとやっぱり軽い!そしてシートもゆったりしているので快適性も増しているような感じです。走行性能についてはパワーがあるので直線を走るのが楽しいですね。交差点もスムーズな旋回ができ、安定感がありました。またこのモデルには濡れた路面や未舗装路でも滑らかな発進性を実現するTCS(トラクションコントロールシステム)が採用されていますが、そのおかげか心もとない私のアクセルさばきでも非常にスムーズに発進することができました。これは本当に驚きましたね。
すごい!「MT-09」と比べると若干シートは高いのですが、車体が軽いのでつま先がつく程度の私も問題なく取り回しができました。
機能面では「D-MODE」(走行モード切替システム)が採用されています。
走行環境やライダーの好みにより「STDモード」(標準モード)、「Aモード」(STDモードよりシャープでダイレクトなレスポンスを楽しめるモード)、「Bモード」(STDモードより穏やかで扱いやすい出力特性を楽しめるモード)が選択できるんです。

快適なライディングポジションに加えてゆとりあるタンデムができる設計も魅力です。これでバイクに乗る楽しみがまたひとつ増えちゃいますね。さらに燃料タンクの容量は長距離走行でもゆとりの18リットル。ロングツーリングユーザーには特におすすめの1台です。カラーは、ヤマハスポーツモデルの象徴であるレースブルーがスポーティさを強調するマットシルバー1のほか、トレンド感たっぷりのディープレッドメタリックK、シックなマットグレーメタリック3と、3種類。ぜひお店でチェックしてみてくださいね!

210kgの軽量ボディ
「MT-09」より多少重量増の210kg。ただし女子の私でもラクラク移動ができる軽量ボディであることは間違いなし。
大型バイクとは思えない取り回しやすさです。

3段階にセッティング可能なスクリーン
走行風による疲労を低減するスクリーンを採用。フロントカウルのスクリーンは手動で15mmずつ3段階に調節できます。

スタイリッシュなブラッシュガード
専用設計のブラッシュガードが標準で装備されているのでツーリング時の快適性も向上!

快適にタンデムできる充実装備
ゆったり座れる大きめのセパレートタイプシート。グラブバーもしっかり掴める大型タイプが左右についているので安心感も満点。より快適にタンデムツーリングが楽しめます!

メーターパネル左側に
DCアウトレット標準装備
シガープラグに対応した12V・DC アウトレットを装備。これでツーリングも快適にできちゃいます。
ココがポイント!



軽さが生む胸のすく加速感、
そして意のままのハンドリングを
楽しみたいエントリーユーザーへ。
4月20日より新発売の「YZF-R3」は、気軽にスポーツライディングが楽しめる「YZF-R25」をべースに320ccエンジンに排気量をアップし、高揚感あるフィーリングを追求したグローバルモデル。R25よりわずか重量1kgアップの軽量な車体が魅力。

BOLTベースの“カフェスタイル”
クラシカルでパワフルかつスポーティに
楽しんでみたいユーザーへおすすめ。
タイリングと軽快な走りが魅力のクルーザモデル「BOLT」のバリエーションモデル。ライディングポジションの変更でよりスポーティな走りが楽しめます。クラシカルかつスポーティな外観も個性的でいい!

ニューモデルの講習を受けたあと、試乗は3グループに分かれて実施されました。熱心に説明を聞く参加店の皆さん。ニューモデルの魅力をお客さんへ伝えるためにこんな風にしっかりと準備をするんですね。その熱意にビックリです。私も読者の皆さんにきっちり伝えられるようにがんばりまーす!
